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監修:mojiko(鈑金塗装・2級整備士/自動車業界30年以上)。記事はAIも活用しつつ、整備士の視点で内容を確認・加筆しています。
※この記事は2026年8月1日時点の情報をもとにしています。
「ランクル70の抽選、残念ながら今回はご縁がなく」。販売店からのこの連絡、本当にがっかりしますよね。
実は、筆者も抽選に落ちた一人です。何ヶ月も待って、仕様まで決めていたのに落選。しかもその後、私が申し込んだ販売店からは、フォローの連絡が特にありませんでした。対応は販売店によって違うはずですが、少なくとも私の場合、待っているだけでは何も動きませんでした。
でも、先に結論からお伝えします。落選は「終わり」ではなく、次の動き方を決めるタイミングです。選択肢は1つではありません。
落選後に取れる5つの選択肢
- ① 次の再開に備えて動き続ける(複数の販売店に意思を伝え、次の機会を取りこぼさない)
- ② リースやサブスクで「今」乗る(取り扱いは時期で変動・最新確認が必須)
- ③ 中古の70を買う(コスパは悪い。資金に余裕がある人向け)
- ④ 250やFJなど兄弟車に目を向ける(「70じゃなきゃダメか」を一度だけ問い直す)
- ⑤ あえて待つ(豪州ではAT版の受注が再開。ただし日本とは事情が異なる)
この記事では、この5つをメリット・デメリット込みで比較します。読み終わる頃には、自分がどれを選ぶべきか判断できる状態になっているはずです。
筆者は鈑金塗装ひと筋30年・2級整備士。仕事柄、事故車や修復歴車を毎日見てきました。この記事の中古車の見極めは、その「鈑金屋の目」で書いています。そして冒頭のとおり、筆者自身が70の抽選の落選経験者です。この記事は「落ちた側」のリアルから書いています。
この記事で分かること
- 落選後の5つの選択肢と、それぞれの向き・不向き
- 中古70のいまの相場と、プレミア価格でも損しにくい見極め方
- 「待つ」を選ぶ場合の根拠と、待っている間にやるべきこと
前提|いまのランクル70はどういう状況か
| 新車 | トヨタ公式の工場出荷案内で「現在 生産を休止させていただいております」の表記が継続 |
| 抽選倍率 | 公式発表はなし。報道では二桁倍という見方もあるが、販売店・時期で大きく変わる |
| 中古 | カーセンサー掲載134台・支払総額 699.8万〜1,210.0万円(2026年8月1日時点) |
| 新車価格 | 480万円(AXワングレード・税込) |
新車価格480万円に対し、中古は最安クラスでも約220万円の上乗せです。まずはこの数字を頭に入れたうえで、5つの選択肢を見ていきましょう。
受注状況・再開の最新情報は、ハブ記事にまとめています。
選択肢①|次の再開に備えて動き続ける
まず、落選経験者としてお伝えします。私が申し込んだ販売店では、落選後に特別なフォローはありませんでした。「またの機会に」で終わりです。対応は販売店ごとに違うはずですが、待っているだけで次の案内が届くとは限らない、とは言えます。
一方で、「忖度抽選」という言葉を耳にすることがあります。購入履歴や日頃の付き合いが影響するらしい、という話です。私自身も付き合いのある販売店関係者から同じような話を聞くことはあります。ただしトヨタが全国共通の優遇ルールを公表したことはありません。確実にそうなると約束されたものではない、という前提で受け止めてください。実際に申し込んだ経験者からは、地域によって事情がかなり違うという話も聞きます。
では、落選後にできることは何か。当選しやすくなる方法があるわけではありませんが、次の機会を取りこぼさないための準備はできます。
- 落選の連絡を受けたら、その場で「次回も必ず申し込みます」と自分から伝える
- 系列の違う複数の販売店に意思表示を広げる(案内の出し方は販売店ごとに異なるため)
- 仕様・色まで決めて伝えておくと、動きが出たときに話が早い
そのまま使える、落選連絡への返し方
「承知しました。次も必ず申し込みます。色とグレードは決めてあるので、再開の情報が出たら一番に教えてください」
落選の連絡は、担当者にとっても言いづらい電話です。ここで前向きな一言を返せる客は、それだけで印象に残ります。
向いている人:急がない人。新車の70に価格面の妥協をしたくない人
注意点:再開時期は公式未発表。「いつ」は誰にも約束できない
選択肢②|リースやサブスクで「今」乗る
「待てない。でも今の生活に70が欲しい」なら、リース・サブスクという道があります。
ただし正直にお伝えすると、KINTOの70の取り扱いは時期によって変動します。過去には提供実績があり「抽選なしで申し込める」と注目されましたが、常に申し込めるわけではありません。必ず公式サイトで最新状況を確認してください。
なお2026年8月1日時点では、新車の取り扱いは停止中の一方、中古の70を月額で利用できる地域限定のサービス(千葉・東京・富山・長野・愛知・大阪・福岡の7都府県)がKINTO公式サイトに掲載されています。納車1〜2ヶ月程度・掲載は数台で、状況は変わります。
KINTO以外の新車カーリースも含めた比較は、専用記事にまとめています。
向いている人:数年だけでも70に乗れれば満足な人。維持費を定額にしたい人
注意点:カスタム制限・所有できない・中途解約の条件
選択肢③|中古の70を買う(資金に余裕がある人向け)
いちばん確実に「自分の70」が手に入る道です。ただし先に正直に言うと、コスパは悪いです。
- 相場:134台・支払総額 699.8万〜1,210.0万円(2026年8月1日・カーセンサー調べ)
- 最安クラスでも、新車価格480万円に約220万円の上乗せ
つまり中古なのに、新車1.5台分に近いお金を払うことになります。この上乗せ分は、将来売るときに戻ってくる保証がありません。「お金より時間を買う」と割り切れる、資金に余裕がある人向けの選択肢です。迷いがあるなら、無理をしてまで選ぶ道ではありません。
それでも買うなら|鈑金屋の目で見る3つのチェック
プレミア価格の中古を買うなら、最低限この3つは現車で確認してください。
- 修復歴の有無より「直し方の質」:修復歴ありでも骨格の直しが良ければ実用上問題ない個体はあります。逆に「修復歴なし」でも雑な鈑金は減点です
- 再塗装のサイン:ゆず肌・色ズレ・マスキング跡。再塗装パネルが多い個体は事故歴を疑います
- 下回りのサビ:70は長く乗ってこそ。フレームのサビは寿命に直結します
見極めの詳しい手順は、専用記事で解説しています。
登録は無料。申込後にガリバーから電話があり、希望を伝えると非公開在庫から探してくれます。合わなければ断ってOKです。
向いている人:資金に余裕があり、時間をお金で買うと割り切れる人
注意点:プレミア分は将来のリセールで回収できない可能性がある。コスパ重視なら①か④へ
選択肢④|250やFJなど兄弟車に目を向ける
遠回りに見えて、満足度が高いことも多い選択肢です。「70じゃなきゃダメな理由」を一度だけ、紙に書き出してみてください。
- 悪路と積載の実用性 → 250が候補
- 無骨なデザインと取り回し → FJが候補
- ラダーフレームの耐久性 → 250・FJもラダーフレーム構造(ただし設計は70とは別物)
「見た目が好き」「長く乗りたい」が理由の中心なら、兄弟車で満たせる可能性は十分あります。
向いている人:70の無骨さや丈夫さに惹かれている人。納期・価格の現実解を重視する人
注意点:FJの受注状況はトヨタ公式では「販売店にお問い合わせください」の表記。各車の状況は納期記事で確認を
選択肢⑤|あえて待つ(待ち方にもコツがある)
最後は「待つ」。ただの我慢ではなく、根拠のある待機です。
2026年7月6日、トヨタのオーストラリア法人が、70のAT版について生産・受注の再開を公式発表しました。あわせて20リットルのAdBlueタンクを追加し、現地のEuro VI基準に対応しています。MT版は停止が続きます。
ここで注意が必要です。公式発表では、2025年に受注を停止した理由は「車両の供給面の課題」によるものと説明されています。排ガス規制への対応が再開の理由だとは書かれていません。
日本の生産休止についても、トヨタから理由の説明はありません。豪州の再開を、そのまま日本にあてはめて考えることはできないということです。それでも、世界的に70の生産が動いたこと自体は事実です。
待つと決めたら、やることは3つ。
- 複数販社への意思表示を続ける(選択肢①と併用)
- 頭金を積み増す(再開時に即決できる準備)
- いま乗っている車の価値を守る(次の購入資金の一部になります)
向いている人:新車の70以外は考えられない人
注意点:「いつまで待つか」の期限を家族と決めておくと、ずるずるしません
5つの選択肢の比較表
| 選択肢 | 確実性 | 費用感 | スピード | 向いている人 |
| ①再挑戦 | 運次第 | 新車480万円 | 未定 | 急がない人 |
| ②リース | 時期次第 | 月額定額 | 数ヶ月 | 数年で満足な人 |
| ③中古 | 高い | 699.8万円〜(コスパ悪) | 最速 | 資金に余裕がある人 |
| ④兄弟車 | 車種次第 | 車種による | 車種による | 無骨さ・丈夫さ重視の人 |
| ⑤待つ | 未知数 | 0円 | 長期 | 70一筋の人 |
※中古相場は2026年8月1日時点・カーセンサー調べ。台数・価格は日々変動します。
ランクル70の抽選・落選についてよくある質問
Q:落選したら次回の抽選で優遇されますか?
A:トヨタから全国共通の優遇ルールが発表されたことはありません。私が申し込んだ販売店でも、落選後のフォローは特にありませんでした。「忖度抽選」という言葉を耳にすることもありますが、実態は確認できません。優遇を期待するより、次の機会にすぐ申し込める状態を整えておくほうが現実的です。
Q:抽選の倍率はどれくらいですか?
A:公式発表はありません。報道では二桁倍という見方もありますが、販売店や時期で大きく変わります。数字を断定しているサイトの情報は、根拠を確認してください。
Q:プレミア価格の中古70を買うのは損ですか?
A:「損得」は将来の相場次第で断定できません。ただ、再塗装や修復歴の見極めを怠った個体選びは、相場に関係なく損をします。現車確認が最大の防御です。
Q:日本でも70の受注は再開されますか?
A:公式発表はなく、未定です。豪州でAT版が再開された前例はありますが、日本への波及は現時点で不明です。動きがあればこの記事とX(@mojikoblog)で速報します。
まとめ|落選は「次の動き方」を決めるタイミング
■ 落選は終わりではなく、次の動き方を決めるタイミング。販売店からの案内を待つだけでは動かないこともある。自分から動く
■ 急がないなら①再挑戦+⑤待つの併用。今すぐ乗るなら②リース、資金に余裕があるなら③中古
■ 中古を選ぶなら、鈑金屋の目(修復歴の質・再塗装・サビ)での現車確認が絶対条件
■ 「70じゃなきゃダメな理由」を一度だけ書き出すと、④兄弟車も含めて視界が晴れる
落ちたときは本当にがっかりするけど、そこで動きを止めるのが一番もったいないよ。次に向けて何をするか決めておくと、動きが出たときにすぐ手が打てるよ。
受注再開の動きが出たら、この記事とX(@mojikoblog)で速報します。