※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
監修:mojiko(鈑金塗装・2級整備士/自動車業界30年以上)。記事はAIも活用しつつ、整備士の視点で内容を確認・加筆しています。
2026年、ランクル250の税金は3つ変わりました
ここを知らないと、古い金額のまま計算してしまいます。まず時系列で整理します。
| いつ | 何が変わったか |
| 2026年3月31日 | 環境性能割が廃止されました。購入時にかかっていた税がゼロになりました |
| 2026年4月1日 | 「自動車税種別割」が「自動車税」へ名称が戻りました |
| 2026年11月1日 | 自賠責保険が値上げされます。24か月で17,650円から18,560円へ |
出典:財務省「令和8年度税制改正の大綱」、東京都主税局、損害保険料率算出機構(2026年4月30日 金融庁長官あて届出)
🔧 整備士から一言
環境性能割の廃止は、いま買う人にとって素直に朗報です。これまでは車両価格に応じて十数万円かかることもありました。それがゼロになっています。
逆に自賠責は上がります。ここで間違えやすいのが、新旧を分けるのは車検を受けた日ではなく、保険の期間が始まる日だという点です。10月中に車検へ出しても、保険期間の開始が11月1日以降なら新しい金額になります。金額を確かめたい方は、証書に書かれた保険期間をご覧ください。
いまのカタログに載っているランクル250は「VXのガソリン」だけです
維持費を計算する前に、大事な前提があります。2026年8月現在、トヨタの現行カタログに載っているのはVXのガソリン車だけです。実際に注文できるかどうかは販売店や地域の割り当てによるため、ご確認ください。
| 項目 | 内容 |
| グレード | VX(ガソリン・4WD・7人乗り) |
| 車両本体価格 | 5,779,400円(税込) |
| エンジン | 2TR-FE 2,693cc 直列4気筒 |
| 使用燃料 | レギュラーガソリン |
| 最高出力 | 120kW(163PS)/ 5,200rpm |
| 車両重量 | 2,240kg |
| 燃費(WLTCモード) | 7.5km/L |
| 車両型式 | 3BA-TRJ250W-GZTTK |
出典:トヨタ自動車「ランドクルーザー“250”主要諸元表」2026年4月版(車両本体価格はWEBカタログ2026年4月版)
以前あったGXとZXは、価格ページにも主要諸元表にも載っていません。分かっている事実を並べます。
■ 2024年の発売時、GXとZXはディーゼル専用のグレードでした(VXにはガソリンとディーゼルの両方がありました)
■ そのディーゼルについて、トヨタは「ガソリン車のみ(ディーゼル車は26年12月以降発売予定)」と案内しています
■ 2026年4月版のカタログに残っているのは、VXのガソリンだけです
なお、12月にGXとZXが戻るかどうかまでは発表されていません。ここは販売店でご確認ください。
出典:トヨタ自動車「工場出荷時期目処一覧」(2026年8月13日確認)
税金と自賠責は1年あたり79,325円|内訳と根拠
ここは幅ではなく、金額が決まっています。重量税と自賠責は車検ごとにまとめて払うので、1年あたりに直した金額も併記します。
| 費目 | 支払う金額 | 1年あたり |
| 自動車税 | 50,000円(毎年) | 50,000円 |
| 自動車重量税 | 41,000円(車検ごと2年分) | 20,500円 |
| 自賠責保険 | 17,650円(車検ごと24か月分) | 8,825円 |
| 環境性能割 | 0円(廃止されました) | 0円 |
| 合計 | | 79,325円 |
自賠責が2026年11月1日以降に始まる契約の場合、1年あたり9,280円となり、合計は79,780円です。これは車検ごとの支払いを1年に均した金額です。新車で買った1年目は内訳が変わります。重量税は3年分の61,500円、自賠責は37か月分の24,190円を登録時にまとめて払い、自動車税は登録の翌月から年度末までの月割りになります。
① 自動車税は年50,000円
ランクル250の排気量は2,693ccです。「2.5リットル超〜3.0リットル以下」の区分に入るので、年50,000円になります。
ここで注意点が1つあります。51,000円と書いてある記事は古い数字です。2019年10月1日以降に初めて登録された自家用車は、恒久的に引き下げられました。新車で買う250は当然こちらに当たります。
出典:東京都主税局「自動車税」
② 重量税は車検ごとに41,000円|エコカー減税は効きません
車両重量は2,240kgなので、区分は「2.5トン以下」です。そのうえでランクル250はエコカー減税の対象外になります。
理由がはっきりしています。減税を受けるには、ガソリンの乗用車の場合「平成30年排出ガス規制の50パーセント低減」が条件です。ところがランクル250は、トヨタの環境仕様書で「平成30年基準排出ガス基準 適合」と書かれています。規制はクリアしていますが、50パーセント低減ではありません。だから入口で外れます。
減税に当たるかどうかは、車検証と環境仕様書、そして燃費基準の達成状況で決まります。型式の記号だけで判断はできませんが、ランクル250については環境仕様書の記載で確認できます。
| タイミング | 重量税 |
| 新車を買うとき(3年分) | 61,500円 |
| 以降の車検ごと(2年分) | 41,000円 |
| (参考)減税が効く車の2年分 | 25,000円 ※2.5トン以下の本則税率 |
出典:国土交通省「2026年5月1日からの自動車重量税の税額表」、トヨタ自動車「ランドクルーザー“250”環境仕様」2026年4月版
🔧 なぜこの説明が大事か
「重量税は2万5千円」と書いている記事があります。それは本則税率、つまり減税が効く車に適用される金額です。ランクル250は対象外なので、実際は41,000円です。差は16,000円あります。
車検の見積もりを見て「聞いていた話と違う」とならないよう、先に知っておいてください。
③ 自賠責は17,650円|11月から18,560円になります
自家用の乗用車で、車検といっしょに払う24か月分の金額です。
| 期間 | 2026年10月31日まで | 2026年11月1日から |
| 24か月(車検ごと) | 17,650円 | 18,560円 |
| 36か月 | 23,690円 | 24,690円 |
| 37か月(新車時) | 24,190円 | 25,180円 |
離島と沖縄県を除く地域の金額です。出典:損害保険料率算出機構「自動車損害賠償責任保険基準料率」(2026年4月30日届出)。新旧の分かれ目は、車検の日ではなく保険期間が始まる日です。
いちばん重いのは燃料費です|カタログ7.5km/Lの現実
税金は年8万円弱ですが、燃料費はその3倍を超えます。ここを甘く見積もると、年間の計算が大きく狂います。
2026年8月3日時点で、レギュラーガソリンの全国平均は170.1円です。この価格で、年に1万km走った場合を並べます。
| 燃費 | 年間の給油量 | 年間の燃料費 |
| 7.5km/L(カタログ値) | 約1,333L | 約226,800円 |
| 6.5km/L | 約1,538L | 約261,700円 |
| 6.0km/L | 約1,667L | 約283,500円 |
| 5.5km/L | 約1,818L | 約309,300円 |
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」2026年8月3日調査分(8月5日公表)。レギュラーの全国平均170.1円、福岡県は169.4円でした。
⛽ 同じエンジンに乗っていた実感
筆者はランクル250と同じ2TR-FEを積んだプラド150の2.7ガソリンに、1年ほど乗っていました。通勤と家族とのレジャーが中心です。
そのときの実燃費は、近距離中心で5〜7km/L、高速なら10km/Lほどでした。エアコンを使う季節や、信号の多い道が続くときは、さらに落ち込みます。
ランクル250はこのプラド150よりさらに重い2,240kgです。同じエンジンで車体が重くなれば、街乗りの実燃費が5km/L台になっても不思議はありません。上の表でいうと、年30万円前後は見ておいたほうが安全です。
※プラド150での実体験であり、ランクル250そのものの計測値ではありません。同じエンジンを積んだ車での感触としてお読みください。
任意保険・車検・消耗品は「幅」でしか言えません
ここから先は、条件で大きく変わります。断定している記事があれば、そちらを疑ってください。年齢、等級、地域、依頼する店で金額が動くからです。
| 費目 | 1年あたりの目安 | 何で変わるか |
| 任意保険 | 約100,000〜160,000円 | 年齢・等級・運転者の範囲・車両保険の有無 |
| 車検の整備費(法定費用を除く) | 約50,000〜80,000円 | 依頼先・走行距離・車の状態 |
| 消耗品(オイル・タイヤなど) | 約50,000〜80,000円 | 走り方・タイヤの銘柄 |
上の金額は筆者による試算です。任意保険は「40代・ゴールド免許・20等級・車両保険あり・年1万km」を想定しています。車両保険を付けない場合は年4〜6万円まで下がることもあります。年齢や等級が違えばこの範囲に収まりません。実際の金額は必ず見積もりでご確認ください。
ランクル250は車両価格が高いので、車両保険を付けると保険料が跳ね上がります。ここが維持費の中で、いちばん自分でコントロールできる部分です。
年間の合計と、月あたりいくらか
ここまでを足します。年1万km、実燃費6.5km/Lで計算しました。
| 費目 | 年間 |
| 税金・自賠責 | 79,325円 |
| 燃料費 | 約261,700円 |
| 任意保険 | 約100,000〜160,000円 |
| 車検の整備費 | 約50,000〜80,000円 |
| 消耗品 | 約50,000〜80,000円 |
| 合計(駐車場代を除く) | 約54〜66万円 |
| 月あたり | 約45,000〜55,000円 |
駐車場代は地域差が大きいため含めていません。月2万円なら年24万円が上乗せされます。
つまり車両の支払いとは別に、毎月4万5千円から5万5千円が出ていきます。ここに車両のローンや駐車場代が乗ります。
買う場合と、月額で乗る場合を並べてみる
577万9,400円を一括で出せる方ばかりではありません。月額で乗る方法と比べたときに、どちらがいくらなのかを正直に計算します。
| | 買う場合(7年で計算) | KINTO(7年契約) |
| 車両の負担 | 約68,800円/月 (577万9,400円 ÷ 84か月) | 約88,000円/月 (月60,500円+ボーナス月の加算を月割り) |
| 税金・保険・車検・消耗品 | 約28,300円/月 |
| 合計 | 約97,100円/月 | 約88,000円/月 |
| 7年後に車は | 自分のものとして残る | 返却する(残らない) |
KINTOは初期費用フリープラン・7年契約・ボーナス月加算165,000円×14回で試算。どちらも燃料費と駐車場代は含みません。任意保険は年13万円で計算しました。出典:KINTO公式サイト、トヨタ自動車WEBカタログ(いずれも2026年8月13日時点)
🔧 数字だけ見ると月々は月額のほうが安い。ただし
毎月の負担だけを比べると、KINTOのほうが1万円ほど安く見えます。税金も任意保険も車検も込みだからです。
ただし決定的な違いが1つあります。買った場合は7年後に車が自分のものとして残ります。月額で乗る場合は返却します。
ランクルは中古の値落ちが小さい車です。7年後に手元に残る価値を無視して「月々が安いほうが得」と考えると、判断を誤ります。資産として持ちたい方は買う、初期費用を抑えて早く乗りたい方は月額、という分け方が実態に近いと思います。
新車カーリースも考え方は同じです。頭金0円で、税金や自賠責を月額に含むプランもあります。所有権はリース会社にあり、走行距離やカスタムに制限が付くことが多い点は先に知っておいてください。
見積もりは無料です。契約年数・走行距離の条件は必ず確認してください。
維持費を抑える3つの方法
① 任意保険を毎年見直す(いちばん効きます)
同じ条件でも、保険会社によって年2〜5万円の差が出ます。維持費のうち、手間をかけずにいちばん下げられるのがここです。
申込は無料。最短数分で複数社の見積もりが届きます。
② 車検は依頼先を比べる
重量税と自賠責はどこで受けても同じ金額です。変わるのは整備の中身と工賃です。だから見積もりを比べるときは、法定費用を抜いた「整備費」だけを並べてください。ここを混ぜて比べると、安く見えるだけの見積もりに引っかかります。
③ タイヤは国産で十分
ランクル250のサイズだと、輸入ブランドは4本で20万円を超えることもあります。ブリヂストン、ヨコハマ、トーヨーといった国産で十分な耐久性があります。
よくある質問
Q:ディーゼルを待ったほうが維持費は安くなりますか?
A:いまは比較できません。軽油はレギュラーより1リットルあたり10.7円安い状況ですが(2026年8月3日・全国平均でレギュラー170.1円、軽油159.4円)、肝心の車両価格も燃費も、まだ公表されていないからです。トヨタの案内は「2026年12月以降 発売予定」です。数字が出たらこの記事も更新します。
Q:13年を超えると税金が上がると聞きました
A:現行の制度では、新規登録から13年を超えると自動車税と重量税が重くなります。ただし2026年に登録した車がそこに届くのは2039年以降です。それまでに制度が変わる可能性もあるため、いま織り込んで考える必要はありません。
Q:ハイオクを入れたほうがいいですか?
A:不要です。トヨタの主要諸元表で、使用燃料は「ガソリン(レギュラー)」と指定されています。ハイオクを前提とした案内はどこにも出ていません。
Q:車検は2年ごとですか?
A:自家用の乗用車なので、新車から最初の車検が3年後、その後は2年ごとです。だから新車時の重量税は3年分の61,500円になります。
まとめ|金額が決まっている部分と、動く部分を分けて考える
ランクル250の維持費まとめ
- 税金と自賠責は年79,325円。ここは1円まで決まっています
- 環境性能割は0円になりました(2026年3月31日で廃止)
- 自賠責は11月1日から値上げ。10月中の車検なら現行の金額です
- 重量税が高いのはエコカー減税の対象外だからです(41,000円)
- いちばん重いのは燃料費。街乗り中心なら年30万円前後を見ておく
- 駐車場代を除いた年間の目安は約54〜66万円、月4万5千円から5万5千円
ランクル250は、税金の面では「安い車」ではありません。エコカー減税も効きませんし、燃費も良いとは言えません。ただいくらかかるのかは、事前にほぼ計算できます。分からないまま不安に思うより、数字にしてから決めたほうが後悔が少ないはずです。
ほかのランクルと迷っている方は、いま買えるモデルを一覧で確認できる記事もあります。